頭のよい子は朝ご飯をよく食べてスマホをしない|広島市 家庭教師の本田

2018/6/22

頭のよい子は朝ご飯をよく食べてスマホをしない

 脳トレの第一人者・東北大の川島隆太教授に『頭のよい子に育てるために3歳から15歳のあいだに今すぐ絶対やるべきこと』というタイトルの本がある。 いろいろ示唆に富んだ本なので、2回くらい、この本に書いてあることについて述べることにする。

 まず驚くのが、朝食の取り方が頭のよさを決めるというくだりだ。 例えば、パンだけの朝食だと、朝ご飯を食べていないのと同じで、午前中頭が働かない。 おかずとともに食べないとだめなのだという。 そういえば、私は子ども時代ご飯と味噌汁が普通だったが、子どもたちはパンだけだったような気がする (それで、大学受験の結果がもう一歩だったのか……)。 さらに、朝ご飯をほぼ毎日とり続けた人は第一希望の会社に就職でき、幸福感が高く、高所得だという。 また、親と会話しながら朝食をとるのも大切らしい。 テレビだけ見て「いってきます」も言わず登校するようだと危険だ。

 続いて、東北大が仙台市と協力した調査の結果、わかったこととして、 スマホを1日1時間以上、使い続けた子どもはどんどん成績が下がり、スマホをもともと1時間以上使用していた子がスマホ使用をやめると、とたんに成績が向上したという。 特に、LINE等のメッセージアプリは1時間以上などでなく、使ったぶんだけ成績が下がるという。 スマホに限らず、タブレットなどによるインターネット使用時間を1時間未満にすると、成績への影響が少ないらしい。 恐ろしいことである。

 ここまでくると、わが子はあまりよくない生活を送っているという親御さんも多いのではないだろうか。 それだけでなく、親自身、LINEの着信音が鳴ったらすぐ返事を返すのが当たり前だと、子どもに注意してもあまり説得力がない。 以前、塾の教師をやっていた頃のこと、ある生徒の家庭を訪問し、ネット接続の手伝いをしていたら、生徒の携帯が分刻みで鳴り、その生徒は忙しく返事をしていた。 頭のいい生徒だったが、急速に成績が落ち、高校受験はすべり止め校にしか受からなかったのを覚えている。

 だいたい、そんなものだ。 ただ、世の中、子どももスマホを持つのが普通になってきている。 頭ごなしに禁止してもうまくいかないかもしれない。 与えるなら、科学的データを示し、使用を1時間以内にさせる必要がある。 「大学に行ったら自由に使いなさい」でもいいだろう。 友だちとのコミュニケーションで必要といっても、毎日会うわけだし、なければないで何とかなる。 出会い系とか、裏サイトとか、課金とかいったリスクが多く、一番肝心な成績が下がるのでは何のためのスマホかわからない。 分刻みで取る必要があるコミュニケーションなど例外的だし、家の電話でも十分だ。

 私は昔、ネットがなかった時代、パソコン通信というBBSみたいなシステムで、多くのプログラマさんたちと交流した。 といっても、発言を高速ダウンロードし、返事を書いては高速アップロードするという1時間あまりを夜ごとに送ったというだけだ。 しかし、パソコンやプログラムについては、その2-3年はかけがえのない経験となった。 それに比べ、ゲームに付随するチャット機能などは時間つぶしとフラストレーションのもとにこそなれ、かけがえのない財産にはなりそうもない。 賢い生活を送り、わが子の頭も賢くさせてやりたいものだ。

家庭教師の本田

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