江國滋|広島市 家庭教師の本田

江國滋の作品

日本語八ツ当り

・自国語をこよなく愛すフランスでは、日本とちがい、アカデミーが新語を認めるかどうか判定するそうだ。

・「賢人会議」とはよくもまあ名づけたものだ。

・「トーキング・ヘッズは手離しでサイコウでした。プリンスは、ちょっと盛り下がってくれて、涙とよだれが一緒にてろてろ言っております。おはり」的なユーモアを雑誌に掲載するのは軽薄だ。

・言葉狩りで有名な小金井市では「差別観が露骨なものは平仮名を使うようにしたい」という基本方針を明らかにしている。???

・法律用語では小さい接続が「及び」、大きいのが「並びに」である (「又は」と「若しくは」も同じ) 。 憲法にも「国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること」とある。???

・男女を問わず若い者たちに共通する「とか」の用法が気になってならない。 「俺さ、漫画とか読んでると」など。

・はじめて日本語を学ぶ外人のために理解しやすい簡約日本語というものを国立国語研究所が提唱したという。 これにしたがうと「北風と太陽」は「まず北の風が吹き始めました。 しかし北の風が強く吹きますと吹きますほど、旅行をします人は、上に着ますものを強く体につけました。 とうとう北の風は彼から上に着ますものを脱ぎさせますことをやめませんとなりませんでした」となるのだが……。

・とにかく、法律関係の文章は悪文だらけである。 「のみならず、反対尋問が供述の真偽を検討する唯一絶対の方法でなく、反対尋問の吟味に代わるような供述の真実性を担保する情況的保障が存する限り、反対尋問の機会を与えないことが、原供述ないしこれを録取した書面に証拠能力を付与する妨げとなるものではないとする伝聞証拠禁止の例外を認める根拠に照らして考えると、実質的にも、『供述不能』の要件について、公判期日等において証言することができない事態が、原供述当時予想されずその後に生じた場合に限られ、供述者が当初から国外にいる場合には『国外にいる』との要件に該当しないと限定的に解しなければならない合理的理由はない」(有名なロッキード事件の判決中の1文)???

江國氏の「活性化」や「みなとみらい21」は勘弁してほしいというような発言は行き過ぎの感があるが、他は共感することが多い。 「簡約日本語 国立国語研究所」でグーグル検索すると19件しかヒットしない。 これは今や使われなくなった拙作を「漢文マクロ 本田博通」で検索した時の13件と同じようなレベルである。 つまり……。

家庭教師の本田

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