垣内松三|広島市 家庭教師の本田

垣内松三の作品

国語の力

・センテンス・メソッドとは、従来の語釈中心の読みから通読と主題接近を第一とする方向への授業の転換をいう。 文意の直観、構想の理解、語句の探求、内容の理解、解釈から創作へ、という方向を目指しているという。

・解釈の力の強弱は自己の心の力をそのまま示す。 数回くりかえして通読、点読を試みるのはその力をきたえるためである。

・エルチエの手法は解釈法、批評法よりなるが、解釈は作品を切り刻むことで全体が失われる。 解釈法は、語釈、文法的解釈、修辞的解釈、韻律的解釈、内容の解釈からなる。

・自分はこう読んだ、こう感じたということが出発点となる。

・「生存競争」は「生きながらえの競い争い」か「生きながらえる競い争い」か争うのはこの語の感得に逆効果だ。

・「動く水には物が映らぬ、動けば万理皆昏し」(唐彪)は集中力の意と思われる。

・徒然草92段を3段とするとき第2段末を「此のいましめ万事にわたるべし」とするのが通説とはいかがなものか。

・内化の作用のためには「ゆっくり読む」ことが必要で、1分当り250-300字がよい。

国語教育の名著とされているが、全体が欧米追随の権威主義、形式主義で血が通ったところが感じられず、何のための国語かが不明だ。 しかし、現代の国語教育も、センテンスメソッドの延長線上にある。(2019/11)

家庭教師の本田

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