辻邦生|広島市 家庭教師の本田

辻邦生の作品

対談 北杜夫・辻邦生

・ぼくの場合、文学から信州の自然に惹かれ、松本へ行った。 北信へは、堀辰雄の軽井沢、 藤村の小諸とか、赤彦の諏訪とかに惹かれて行った。

・辻邦生氏は『貧しき人々』の大学生ポクロフスキーのディテイルを語っている。

・『ブデンブローク家』の第一部を節ごとにカード化して、それを並べ直してマンの技法を研究したという。

・ヨーロッパでは『神曲』の原題が「神聖喜劇」というように悲劇より喜劇の方が高く評価される伝統がある。

・マン流にいえば、人間は病んでいるから精神的でありうる。

・世界が一つの機構となり、他国の人々とぶつかる時、主張の強さと責任、相手を認めるフェアな精神が必要になる。

・茂吉は『赤光』が大嫌いで、年とともに人麻呂に近づいてきたと語っていた(北)。

・横断歩道をドイツの犬は直角に横切るという笑い話がある(北)。

・滅びたローマの文化をフランスがその内包する《精神の高み》において受け取る、というような精神形成。

・マンの『ファウスト博士の成立』は、自分の生活の形式を維持し、精神の快活を保つために絶えず読んでいる。

辻邦生・マン・ゲーテの系譜は一度登らなければいけない山のようだ。(2019/11)

家庭教師の本田

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