中学入試漢字アプリをつくる|広島市 家庭教師の本田

2019/3/26

中学入試漢字アプリをつくる

 以前3冊参考書を出したことがありますが、いろんな点で不満がありました。

 出版不況のためか、出版社の都合で本の内容が変えられること、特に同種の参考書が800円で売られているのに、定価1600円で売ると言われたときはショックを受けました。 それじゃあ、売れないだろうと。 そして、実際売れませんでした。まんぷくヌードルの最初と同じで、その後爆売れしなかったのが違います(笑)。

 さらに、カットをつけたり、配置を考えたり、いろんな作業をやりたかったのですが、一切なく、予算の関係で、私がパソコンで打ったままで出回りました。 中小出版社はこんなものなのかと失望しました。

 世は電子出版時代です。 では、電子出版で出したらいいのでしょうか? 残念ながら、受験参考書は電子出版にはなじみません。 丸をつけたり、線を引いたり、色をつけたり、折り目をつけたり、いろんな作業をして、頭に入れるものだからです。

 じゃあ、活字本ならいいかというと、そうでもありません。 あれはどこに書いてあったかなあと探すのがめんどうです。 自分用に単語カードを作らないと覚えられないとか、書きこんだ答が見えて、本当に覚えているのか、見たから思い出したのかわからないなどの問題もあります。 さらに、何冊か持つと重い。

 そこで考えました。 参考書を必要と思える機能をもったアプリにし、自分で出したらどうだろうと。

 今回出したのは中学入試の漢字問題集です(今のところ、android版のみ。iOS版は後日出します)。 まず、何千問というストックの中から、頻出問題1600問程度だけをピックアップしました。 そして、読み書き問題を中心に、指またはタッチペンで書いて認識し、採点する仕組みを作りました。 家庭教師をしていて、漢字の書き方に難があって×になっている答案が非常に多いのに気付かされました。 そうしたところを減らすべく、正しい書き順、画数で書かないと漢字候補が表示されない仕組みにしたのです。

 また、既存の漢字問題集に不満だったのが、書き取りだけして、意味の説明がないことです。 これではせっかく語い力をつけられる機会をみすみす失っています。 今回のアプリは、めんどうでしたが可能な限りほとんどの問題に意味の説明をつけました。 テスト結果から、復習の必要がある問題はボタン一つでリストに入れて再テストする機能もあります。 満点時だけ出る特殊エフェクトで、やる気をアップさせる工夫もしています。

 最後に、この漢字の意味、読み方、書き方を確認したいなと思っても、問題集では簡単にしらべられません。 このアプリはボタンを押すだけで簡単に表示される仕組みをつけました。 1000字の教育漢字と入試に頻出する約50の常用漢字に、必要最小限(覚えられる範囲)の音訓、画数、書き順、部首の表示機能を持たせています。

 このアプリは、自分でいうのも何ですが、上質の入試漢字問題集+小学生用漢和字典+アルファの機能を持っており、しかも、価格は無料(広告版)です。 広告が気になれば、さらに実力問題を加え、全国ランキング機能を追加したバージョン(広告なし版500円)があります。 書店の漢字問題集より安く、機能ははるかにそれらを凌駕します。 特に、有料版は、ファミリーライブラリなので、家族で500円のアプリを共有できます。 お母さんのスマホでやっていいと思えたら、お子さんのスマホに追加料金なしで入れられるというものです。

 この調子で、続々受験参考書を出していこうかなと思っています。 時間があれば、機能アップももう少ししたいです。 もしご興味があれば、ぜひ使ってみてください。

追記: android版の後iOS版を出したところ、機能限定無料版は出せないということでリジェクトされてしまいました。しかたなく、現在、アプリ自体を、アプリ内課金版に変更しつつあります。5月の連休明けには新版が出せるでしょう。それまで、「中学入試超漢字」は公開を停止します(4/12)。

家庭教師の本田

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